第18冊目

ヴィンランド・サガ 幸村 誠
第18冊目は『ヴィンランド・サガ』。
闘いによって死ぬことをを恐れぬ男たちヴァイキングたちの壮大なる物語。
プライドのためには命なんてもってのほか。他人の命だろうと、自分の命だろうとさくさくと投げ出してしまう登場人物達。
明らかに自分たちと価値観の違う人物たちを客観的に描くことでその周りをドラマチックにそして非現実的に描くことに成功している。
ある種ヤンキー漫画の作り方と同じようなのかもしれない。
笑いながら人を殺し、笑いながら女を犯し、笑いながら酒を飲む。
その中で時折作者の見せたいであろうテーマがほのかに見え隠れするのが上手いところ。
テンポもよく、登場人物がどんどん惹かれてしまうだいぶ好きな漫画です。
おすすめ!